京王線八幡山駅のいいじま整骨院では
交通事故やグラストンテクニックにも対応

• 2019年12月09日
• カテゴリー：骨折・捻挫・打撲・肉離れ・脱臼

骨折の分類
①伸展型骨折（定型骨折・コーレス骨折）
②屈曲型骨折（スミス骨折・逆コーレス骨折）
③骨端線離開
④辺縁部骨折（バートン骨折・ショウファー骨折）
全骨折の10％と頻度は高いです。幼少児は若木骨折や竹節状骨折などの不全骨折が多いですが、
予後は良好で、時には骨端線離開が発生します。
年長児から成人は手関節の1～3㎝での完全骨折が多くなります。
高齢者は粉砕骨折や多発骨折が多いです。
粉砕したものは完全整復が困難であり、変形治癒の確率が高くなります。
長期間の固定を施すと関節機能を障害され、
固定期間が短いと変形するという相反する二面を持っています。
高齢者の骨折は解剖学的治癒より、
機能的治癒に主眼を置き、肩・肘・手・指関節の運動に注意して、
出来るだけ早期に自動運転を開始します。

①伸展型骨折
発生機序
介達外力…手掌を衝いて転倒時に手関節に強度の伸展が強制されて、
橈骨遠位端部に掌側凸の屈曲力が働き、
手関節の1～3㎝上部で外力による骨折分類の屈曲骨折第二型が発生する→多発

骨折線の走行
手関節の1～3㎝上の掌側から、やや斜めに背側上方へ

骨片転位
遠位骨片…背側転位、橈側転位、回外転位、短縮転位

症状
変形…遠位骨片の騎乗転位のため、骨折部の厚さと幅が著しく増大する。
1、背側転位が強度になり近位骨片に騎乗・短縮しフォーク状変形が出現する
2、橈側転位が強度になり遠位橈尺関節が脱臼して、
尺骨茎状突起が尺側に突出して銃剣状変形を呈する
腫脹…前腕遠位部から手部にかけて出血による高度腫脹、
時間の経過とともに手指にまで現れる。
疼痛…自発痛、限局性圧痛、介達痛が著明。
機能障害…前腕の回外運動、物を握る、
母指と示指で掴むなどの動作や手関節の運動障害が出現する。
異常可動性・軋轢音…著明に出現する。

後療法
・1週間は骨片の再転位に注意する。
・2週以後は徐々に良肢位に近づける。（前腕屈曲伸展の中間位、手関節軽度背屈）
・拘縮予防に指の自動運動を翌日から開始して、循環の改善を図る。
・固定は4～5週行うが、高齢者は手指から肩までの拘縮出現し積極的に自動運動を処方する。
治癒までに6～12週かかる。

合併症
①尺骨遠位端部骨折（尺骨茎状突起骨折）
②遠位橈尺関節脱臼または、不全脱臼
③月状骨脱臼
④長母指伸筋腱断裂（日数を経て稀に発生）
⑤変形治癒
⑥肩、肘、手、各関節の拘縮（特に高齢者）
⑦手関節外傷性関節炎
⑧骨端線の発育障害（ソルターハリスのル型）
⑨橈骨尺骨神経麻痺
⑩手関節拘縮・強直
⑪前腕の回旋障害
⑫sudeck骨萎縮
⑬手根節症候群
⑭変形治癒による尺骨茎状突起痛

【公式ホームページ】
さまざまな症状にお困りの方ぜひ
https://www.iijima-seikotuin.net/　

【診療時間】
（平日）8：30~12：00 15：00~20：00
（水曜・土曜）8：30~13：00（お昼休みなし）
（日曜・祝日）休院

【アクセス】
〒156-0056
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