京王線八幡山駅のいいじま整骨院では
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• 2019年11月11日
• カテゴリー：骨折・捻挫・打撲・肉離れ・脱臼

モンテギア脱臼骨折
尺骨骨幹部（上、中1/3部）の骨折に橈骨頭の脱臼を合併したものであり、
屈曲型と伸展型に大別されます。（外側型、両骨骨折型）※1814年に発表

特徴
①小児に多発、成人は稀。
②橈骨頭の脱臼を見逃しやすい、橈骨神経麻痺に注意する。
③伸展型（前方型）、屈曲型（後方型）に大別される。
④尺骨骨折の整復を先に次いで脱臼を整復する。
⑤一般にモンテギア骨折（脱臼骨折）と言う場合には伸展型であり、
両骨折型のほとんどを（80～90％）占めている。

通常、脱臼と骨折が近接部位に同時発生した際には、脱臼を先に整復し骨折を後に整復します。
これは一度整復された脱臼は続いて行う骨折の整復操作により、
再脱臼することはまず起こり得ません。
しかし、如何に完全に整復固定された骨折でも、
脱臼整復時の動揺によりいとも簡単に再転位することがあります。
モンテギア骨折の如く、平行した二本の骨のうちの一本が屈曲短縮するために、
二本間の長さの関係が崩れて他の一本が脱臼するのでこの場合屈曲したり、
短縮した一方の骨を正常な長さに戻さぬ限り脱臼の整復はあり得ません。
従って、モンテギア骨折やガリアジ、橈骨遠位端骨折に遠位橈尺関節が脱臼した際は、
骨折を整復し、次いで脱臼を整復します。

発生機序
介達外力…手を衝き転倒した際に前腕回内強制され、
橈骨と交叉する上、中1/3部に槓杆作用が働き尺骨が骨折し、
短縮するので橈骨頭が脱臼する。

直達外力…尺骨に直接外力を受け、その骨折端が橈骨頭を押し出すために発生する。

症状
①骨折部が近位になるほど、骨片転位は大きい。尺骨は骨折部で陥凸する。
②肘関節の屈曲前腕回旋運動は不能。

予後
治癒までに8～12週間を要する。
成人の場合、輪状靭帯断裂により橈骨頭が不安定となる→再脱臼を発生し易いので注意する。
また、多くは観血療法の対象となる。

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