上腕骨大結節骨折
高齢者が転倒する際、脱臼にともなって発生することが多いです。
多くは脱臼の機序が働き、その時点で作用し、
介達外力によって大結節の剥離骨折をきたします。
故に腱板断裂と同一の発生機序に通じます。
原因
介達外力
①上腕骨の外転強制により肩甲関節窩縁に対して大結節が圧抵される。
②上腕骨の過度の外転と内旋により大結節が肩峰に圧抵させる。
①②は肩甲上腕関節脱臼の発生機転と同様で脱臼に合併して骨折が発生。
(この場合は脱臼の症状が強い)
③急激な上腕外旋筋の牽引力作用
④拘縮又は強直になった肩関節に猛撃矯正を加えたとき。
直達外力
①上腕強制外転位で転倒し、関節窩縁に大結節が衝突する。
②上腕骨の過度の外転と内旋による大結節が肩峰に衝突し圧迫される。
③稀に大結節部を強打した時に起こる。(転倒時)
症状
①肩関節(特に大結節部)に腫脹。(肩全体に著しい腫脹)
②大結節部の限局性圧痛著明。
③運動痛は特に内転位に著明。
④外転、外旋が不能。
⑤脱臼骨折の場合は脱臼の症状を呈する。
脱臼を合併することにより、腱板損傷があることに注意。
骨折型と骨折片転位
①不全骨折:剥離骨折となる。
②完全骨折
近位骨折片…棘上筋腱を主とする外旋筋(棘上筋、棘下筋、小円筋)の牽引により
後上方又は後内法に転位。
遠位骨折片…肩甲下筋、大円筋、大胸筋の牽引によって内旋回転する。
脱臼骨折:脱臼と合併するのは2~3割(25~30%)が大結節の骨折となる。
固定期間
5~6週間…脱臼骨折の時は骨折の期間となる。
予後
①一般的には良好。
②変形治癒をすると屈曲障害(挙上障害)が起こる事があります。
③圧迫骨折等で結節間溝の圧縮により上腕二頭筋腱の疼痛や機能障害を起こす事があります。
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