京王線八幡山駅のいいじま整骨院では
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• 2019年10月03日
• カテゴリー：骨折・捻挫・打撲・肉離れ・脱臼

上腕骨骨折
分類
1近位端部骨折、2骨幹部骨折、3遠位端部骨折

1、近位端部骨折
高齢者に多発、外科頚骨折が主であります。

2、骨幹部骨折
①筋群の牽引作用で、骨片転位が大きく異なるのと大きくなる。
②整復、固定が困難な骨折
③偽関節、遷延治癒が多発
④橈骨神経損傷を合併しやすい。
⑤骨が緻密質なため骨性癒合がしにくい。（遅い）

3、遠位端部骨折
①上腕骨骨折の半数以上（50～60％）を占める。
②これは小児の顆上、顆部骨折が多い。

1）上腕骨結節上骨折（関節包内骨折）

上腕骨骨頭骨折
単独は稀です。外科頚骨折に合併し骨折線が骨頭まで及んでいるものが多いです。
骨粗鬆症のある高齢者の女性の人に多いです。
肩峰突起、烏口突起の覆われているためです。
関節包や靭帯で保護されています。
骨頭自体の抵抗が強いです。

原因
直達外力…強力な外力により骨頭部を強打、殆どがこれです。
他の上端骨折と合併し亀裂骨折を多発します。
介達外力…外転位で手をついて転倒した際に生じます。。

症状
①関節打撲、挫傷と誤診しやすい（三角筋等で触診しにくい）
②腫脹が他の骨折（結節部、外科頚骨折）より軽度である
③疼痛は自発痛、限局性圧痛、運動痛がみられる。
④機能障害は疼痛のため肩関節屈曲不能。
⑤関節包内骨折の為、関節内血腫は大、軋轢音は少ない
⑥剥離骨折の場合は骨頭圧迫して運動軋轢音もあるかも。

鑑別診断
肩の腱板損傷との鑑別が必要です。（骨折や脱臼でも無いのに腕が屈曲できない）

整復・固定
亀裂骨折で転位が著明なもの（骨頭の1/2～1/3）は観血的治療。
転位軽度のもの（1/4～1/5）は肩関節を70～80度外転位固定します。
4～5週間固定するが肘と手は早期より動かす事です。
転位軽度のものは三角巾やスリングと懸垂帯で固定し、
転位があっても整復後下垂で再転位がなければハンキング・キャスト、機能装具が用いられます。

後療法
初期：冷湿布4,5日～1週間、手指の自動運動や握力の運動を行います。
位時は、固定を弛め枕、座布団などで上肢を安定させます。
術後10日目頃から温罨法、電気治療、手技療法です。

後期：骨癒合が出来るまでは関節運動禁止です。3～4週後で肩関節の自動運動を開始します。

予後
不良
〇骨性癒合が悪い　　〇血流障害で骨頭壊死　　〇剥離骨折は壊死
〇2次性の変形性関節症、関節拘縮・強直になりやすい
骨頭への血行路は腋窩動脈から分岐した前上腕回旋動脈と後上腕回旋動脈、
骨幹部からの髄内血流及び腱板からの血流によります。
なかでも結節間溝を上行し大結節より骨頭内に入る前上腕回旋動脈の前外側上行技が重要で、
骨頭の大部分に血流を供給しています。
したがって外科頚骨折で骨内血行が途絶し、
さらに大・小結節が骨折、転位して主血行が障害されると、
骨頭は無腐性壊死に陥る可能性が高くなります。

【公式ホームページ】
さまざまな症状にお困りの方ぜひ
https://www.iijima-seikotuin.net/　

【診療時間】
（平日）8：30~12：00 15：00~20：00
（水曜・土曜）8：30~13：00（お昼休みなし）
（日曜・祝日）休院

【アクセス】
〒156-0056
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ご予約はお電話03-6750-4531

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