足の捻挫
(1)概説:肉がえし強制による捻挫が多いです。特に前距腓靭帯に多く見られます。
{●外側の靭帯は内側に比して弱い
{●外側は骨性の制限がある
{●底屈位で距骨の不安定性が増すので距骨後方の幅が狭い、前距腓靭帯損傷が多い
(2)発生機序:距腿関節の内がえし、外がえしの強制
①内がえし→前距腓靭帯損傷
→踵腓、後距腓靭帯損傷と重度損傷に進む
※前距腓靭帯断裂を見ることなく靭帯付着部の剥離骨折を生ずることもあります。
②外がえし→三角靭帯断裂、脛腓靭帯断裂
※内側の靭帯は強いので靭帯断裂の前に脛骨剥離骨折を起こす事も多いです。
(3)症状:
①受傷時の激痛(断裂音を聞いたり痺れた感じを訴える事もあります。)
②疼痛(損傷程度とは必ずしも一致しない)
…運動時痛、特に体重負荷時、受傷時の肢位で疼痛増強します。
※関節機能異常がメインの場合数分後には歩行可能です。
→その後疼痛が減弱せず腫脹が増大するようであれば器質的疾患
③腫脹(損傷程度とは必ずしも一致しない)
④圧痛…損傷部
※圧痛が踵腓靭帯に達するものや三角靭帯に圧痛を感じる場合、重症の可能性があります。
⑤靭帯断裂部の陥凹を触知する場合もあります。
(4)検査法(前距腓靭帯)
①前方引き出しテスト:
下腿遠位部を固定し踵骨部を把握した手で足部を前方に引き出す(+内旋)
→距骨の前方移動と疼痛が出現します。
②内転ストレステスト
足関節軽度屈曲位で下腿遠位部を固定し踵骨部を把握した手で踵骨の内転強制
→関節裂隙部の間隙の触知と疼痛が出現します。
(5)治療
①RICE(24~48時間)
自宅にて高挙(枕等を利用)
自宅にて氷嚢等による冷却と安静
②プライトン固定
→2~3週間後に除去
→腫脹・不安定感をチェックしこれがあれば更に2~3週間の固定
※部分断裂では3週間の固定
完全断裂では6週間の固定
※スポーツ選手は再発防止のため受傷後3~6ヶ月間サポーター等を使用することを指導します。
(6)後療法:急性症状消退後、物理療法、手技療法を施します。
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