外側上顆炎
:通常テニス肘と呼ばれます(バックハンド型)
①発生機序
手関節伸筋、手首関節伸筋、回外筋の使い過ぎによるものが多いです。
→腱起始部に微小断裂(特に短橈側手根伸筋)
→その後の不完全な修復→亜急性に発症します。
幅広い年齢層に見られるが、特に40代の女性に多く、
時に両側性で発症します。
※外側上顆に起始を持つ筋
回外筋 :前腕の回外
長橈側手根伸筋 :手根の背屈・橈屈
短橈側手根伸筋 :手根の背屈・橈屈
尺側手根伸筋上腕頭:手根の背屈・尺屈
総〔指〕伸筋 :手根の背屈・手根の伸展
小指伸筋 :第5指の伸展
②症状
●外側上顆部の疼痛、熱感、圧痛
●上腕または前腕部の放散痛、手関節の脱力感
●自動背屈運動(抵抗下)、他動的掌屈で疼痛誘発もしくは増強
●チェアテスト⇒陽性
※肘関節そのものの運動時痛←機能障害はない
③治療
●初期:痛みを感じる運動の中止します
(他のスポーツ運動は積極的に奨励=柔軟性、体力低下の防止)
●安静、冷却
●炎症が治まったら血行促進していきます(物理療法)
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