腰椎椎間板ヘルニア
①ヘルニアとは?
●椎間板組織が脱出 →神経根、馬尾などを圧迫
→神経根、馬尾などに機械的刺激と炎症性産物による侵害刺激
→腰痛、下肢痛がおこる
●椎間板の退行性変性(加齢)、スポーツなどの力学的過剰負荷により起こる
●脱出の方向は線維輪の最も脆弱な後方、特に後外方
②好発:20歳代→30~40歳代→50~60歳代の順
活動性の多い男性に多い
L4/5→L5/S1の順に多い(L3/4とそれより上(高位)は稀)
③ヘルニア高位、神経根圧迫
●L3/4→L4神経根を圧迫 それぞれの支配する神経領域に、
●L4/5→L5神経根を圧迫 → 疼痛、シビレ、運動障害が、
●L5/S→S1神経根を圧迫 単独あるいわ同時に発症します
正中ヘルニア→馬尾全体を圧迫→下肢の知覚運動障害、排尿障害、(馬尾圧迫症候群)
④自覚症状:症状の多くは元々腰痛があったところに急性発作的に腰痛、下肢痛が起こる
●腰痛と片側の下肢痛・・・歩行・体を動かすと痛みがでます。安静にしていれば軽快。
●急性発症・・・重量物挙上などが誘因で激しい腰痛
→1~2日で軽快
→腰痛に代わって圧迫された神経根の支配領域の放散痛としびれ
下肢痛はくしゃみ、咳で増悪する場合があります。
●慢性緩徐発症・・・同一姿勢の保持による腰臀部、下肢の重苦しい痛み
●正中ヘルニア・・・両下肢の急激かつ高度な知覚、運動、排尿障害
⑤他覚症状
疼痛性跛行:かばうように手を当てたり上体をかがめ片側の膝を曲げたりして歩く
脊柱所見:脊柱側弯 腰椎前弯の消失(腰背部の緊張)屈曲、
下肢痛がある側への側屈、伸展の制限 (それらを強いると下肢痛が誘発)
⑥治療:通常ほとんどが3ヵ月以内に保存療法で軽快
ヘルニア腫隆周囲に肉芽が形成
→肉芽の血管から遊走した貧食細胞により腫隆が貧食される
→ほとんどが3ヵ月以内に消失
●安静
●日常生活の指導:腰部への負担を避けた生活様式
●体操療法:急性期症状が軽快したあと行う
腰背筋の強化→腰部脊柱の支持性の強化
●コルセットの着用
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